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スペインの結婚式

広がるスペイン国内の事実婚

ヨーロッパ南西部に位置するスペインは、四方を地中海と大西洋に囲まれた温暖なリゾート地です。
首都マドリードはイベリア半島のちょうど真ん中あたりにあり、他にも日本でよく知られているカタルーニャやバレンシアといった有名な州で構成されています。

地方行政区分は17自治州と50県、8125市町村となっており、それぞれの自治区ごとに独自の法整備がされています。

公用語はスペイン語ですが、他にも州ごとにカタルーニャ語やバレンシア語といったような少数の言語が使用されています。

宗教は国民の約7割がカトリックですが、現在では約26%が無宗教や無神論という立場です。
これは若い世代ほど宗教を信じない傾向が見られているためで、実際2000年時点で教会で結婚の宣誓を行ったカップルは全体の75%となっていましたが、2016年には22%にまで下落しています。

こうした教会離れに対応するため、スペイン各州では事実婚の制度を整備したり、教会を通さずに裁判所で人前式ができるようにしていたりといったことが行われています。

敬虔なカトリック教徒のカップルであっても、将来的に離婚をする可能性を考えカトリックの神の誓いをしないという選択をすることもあるのです。

スペインにおける事実婚は各州が条例によって権限を定めており、1998年にカタルーニャ州が導入をして以来、全土で同居をしているカップルのうち14.5%が事実婚となっています。

ちなみに事実婚の場合、別れたあとの養育費が3年までで制限をされたりといったように実際の婚姻と微妙に権限が異なっています。

披露宴は大きく派手に行うのが一般的

スペイン国内で挙式披露宴1回あたりにかける費用はだいたい200万円程度です。
これはスペイン国民の年間可処分所得の1.5倍にもあたる額であることから、かなりの額をかけることになります。

このうちもっとも多くの費用をかけるのがパーティーのための費用で、約8,000~12,000ユーロと日本円で100万円以上もの金額をかけています。

それもそのはずで、スペインにおいては披露宴にかなり多くの人を招待するのが一般的で、盛大に料理やお酒をふるまうのです。

ただし必ずしも大規模な式をするカップルだけではなく、小規模に家族や知人のみを招いて行う結婚式もあります。

参列者たちは式に参列するときにご祝儀にあたるお金を包むこととなっており、日本と同じように高額になる披露宴の費用を、ご祝儀で頂いた金額で一部穴埋めするという方法がよく取られます。

少し異なるのが、日本のようにご祝儀袋に現金を入れて持っていくのではなく、新郎新婦が事前に専用の口座を設置しておき、そこに振り込むようになっている点です。