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フランスの結婚式

同棲や事実婚など自由度の高い婚姻の形

ヨーロッパ圏でも一際存在感のあるフランスは、結婚の形において世界をリードする先進国です。
日本においてもフランス式のライフスタイルは大いに参考になる部分があり、制度としての結婚ではなく、自分自身のライフスタイルの上でどう結婚という選択をしていくかということを非常によく考えています。

フランス国内の宗教では最も多いのがカトリック、次いでイスラム教、プロテスタント、ユダヤ教となっています。

フランス人の結婚観を象徴しているといえるのが結婚前に必ず共同生活を送るという習慣です。
これから結婚を考えているカップルの約6割がこの結婚前の同棲を経験しており、実際に籍を入れる前に一緒に暮らして相手との相性をはかるということが当たり前となっています。

日本では結婚前にお試しで同居をするとなると親戚や社会から冷たい目を向けられることもありますが、フランスにおいてはむしろそうして当然というふうに受け入れられているのです。

結婚をするということに関して家族や周囲の人が口出しをしてくるということはまずほとんどなく、どのような人を選びどういった家族を作っていくかということについて、完全に個人の責任としています。

面白いのが義父母とも個人間でお付き合いをするということで、例えば結婚や同棲を解消した相手がいても、その義父母や親類に気の合った人がいれば、元結婚相手を飛び越えて友人関係を継続させるということがフランスではよくあります。

結婚に関して行う複雑な手続き

カトリック教徒が多い国ではよくあるように、フランスでも結婚において非常に複雑な手続きが取られます。
例えば結婚をする前には、健康診断や婚姻の広告を行い、さらに結婚証人となってくれる人を2~4人立てて数ヶ月の間をかけて準備するのです。

高所得者階級になるとさらに「ファンサイユ」という婚約手続きをすることが多く、エンゲージリングを交換してお互いの家族や友人などに紹介をします。

よく海外のセレブで「婚約した」ということが大きなニュースになることがありますが、これは日本のように書類を出せばその日に婚姻が成立するわけではなく、長い準備期間が必要な欧米独特の事情が関係しているのです。

結婚式は「マリアージュ・シヴィル」という民事婚と、「マリアージュ・レリジュー」という宗教婚との二種類があり、いずれかから選んで行います。

宗教婚では最寄りのカトリック教会で司祭の立ち会いのもとに行いますが、民事婚では役所に証人を連れ立って行くことで成立となるのです。

挙式が終わったあとには自宅やゲストハウスなどを借り切ってゲストを招いてのパーティーを行います。
全体的にあまり派手な式は好まれず、小規模なオリジナリティのある式をするカップルが多いです。