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ブラジルの結婚式

ブラジル経済の好調とともに増える結婚率

南米大陸最大の国土面積を持つブラジルは、日本とも深いかかわりを持っています。
19世紀終盤頃、当時の政策により日本からブラジルへの移民が強く推奨をされたことにより、かなり数多くの日本人がブラジルへ移り住みました。

そのため今もブラジル国内には日本移民資料館やサンパウロの東洋人街などがあり、日本人らしい名字をした2世、3世の方と出会うことができます。

しかしブラジルはもともとポルトガルの占領下として発展したカトリック圏の国となっており、結婚式はキリスト教式によって行われるのが一般的です。

ブラジル国内の結婚件数は2001年には過去最低にまで落ち込みましたが、ここ最近になっては徐々に増加傾向が見られています。

これはブラジル経済が好調の兆しを見せていることが大きな原因であり、1件あたりの結婚式にかける費用も年々増加する傾向が見られています。

サンパウロなどのブラジル都市部においては、1結婚式あたりにかける費用は平均200万円程度と日本とほとんど変わらない金額です。
国民の平均年収額から考えると、結婚という行事を非常に重く見ていることがわかります。

立派な式を挙げるために新郎新婦のいずれかもしくは両方が、日本やアメリカなどに出稼ぎに出かけるということも珍しくありません。

カリオカ気質による賑やかな挙式披露宴

南米市のカトリック国家であったブラジルですが、ここ最近その割合は低下してきてます。
代わりにプロテスタントとなる国民は増加を続けており、このペースでいくと2030年頃にはカトリック教徒は50%を下回ると予測されているのです。

厳格な戒律を守ることを求められるカトリックに比べて自由なプロテスタントの方がブラジル人の一般的気質にあっている面もあるようで、比較的離婚も抵抗なく選択をしていたりします。

なおブラジル内でもリオ・デ・ジャネイロ生まれの人のことを「カリオカ・ダ・ジェマ」といい、日本で言うところの「江戸っ子」のようなニュアンスで呼ばれます。

このカリオカ気質では伝統を重んじつつも外部の人間を積極的に受け入れ、人生を謳歌するというのが特徴です。

一方でサンパウロ生まれの人を「パウリスターノ」と呼んでおり、カリオカとは微妙に価値観が異なるのですが、いずれもラテン系らしい明るい気質をしています。

そんなブラジルでの披露宴は本当に賑やかで、お昼過ぎ~夕方ころからゆるゆるとパーティーをスタートし、深夜や明け方までずっと踊り続けます。

珍しいのが「ファーストダンス」という新郎新婦がともにダンスをする様子をゲストに披露するという演出で、披露宴でも最も盛り上がる場面でしょう。